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巻き貝をモデルとした軟体動物に起こる内分泌撹乱の作用機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12876077
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Applied molecular and cellular biology
Research InstitutionTokyo University of Pharmacy and Life Science

Principal Investigator

高橋 勇二  東京薬科大学, 生命科学部, 助教授 (20154875)

Project Period (FY) 2000 – 2001
Project Status Completed (Fiscal Year 2001)
Budget Amount *help
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2001: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywords巻き貝 / インポセックス / 有機スズ / エストロゲン / ステロイドホルモン受容体 / エストロゲン受容体 / 転写調節因子
Research Abstract

本研究は、「有機スズによる巻き貝のインポセックスの誘導は、有機スズの受容体への結合と、その結合による転写調節因子群の活性化によってもたらされる。」という仮説に立ち、昨年度から研究を進めてきた。エストロゲン受容体が軟体動物に存在し性成熟に関与すること、さらに、有機スズ投与によりエストロゲン受容体の機能修飾の可能性が昨年度の研究から明らかになった。本年度は、有機スズのエストロゲン受容体への作用点を明らかにすることを目的とし研究を進め、以下の結果を得た。
イボニシから単離した核内受容体の中でステロイドホルモン受容体ファミリーに属するtSHR13のDNA結合ドメイン、および、リガンド結合ドメインをそれぞれヒトのエストロゲン受容体の対応する部位と置換したキメラ受容体遺伝子を作成した。それぞれのキメラ受容体を哺乳動物細胞内で発現するタンパク質発現ベクター構築した。哺乳動物細胞にエストロゲン応答配列を含むレポーター遺伝子と受容体遺伝子を共発現させた。tSHR13のDNA結合部位とヒトのエストロゲン受容体のキメラ遺伝子は、エストロゲン添加に応答した転写活性の上昇を示した。tSHR13のリガンド受容体とヒトのエストロゲン受容体とのキメラ遺伝子はエストロゲン非添加状態で転写活性化能を有していたが、エストロゲン応答性は認められなかった。この結果よりtSHR13はイボニシのエストロゲン受容体ではなく、エストロゲン受容体の機能を修飾するステロイドホルモン受容体遺伝子と考えられる。

Report

(2 results)
  • 2001 Annual Research Report
  • 2000 Annual Research Report

URL: 

Published: 2000-04-01   Modified: 2016-04-21  

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