ヒトの老化メカニズムを解明するための研究方法の開発に関する研究
Project/Area Number |
12877068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Public health/Health science
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
山縣 然太朗 (山縣 然太郎) 山梨医科大学, 医学部, 教授 (10210337)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 康久 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (60324183)
中堀 豊 徳島大学, 医学部, 教授 (10172389)
羽田 明 旭川医科大学, 医学部, 教授 (00244541)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 高齢者 / 生活習慣 / 老化 / 調査票 / インフォームド・コンセント / 長寿遺伝子 / 百寿者 / 遺伝要因 / 長寿 / 遺伝子多型 |
Research Abstract |
老化のメカニズム研究は動物モデルを中心になされているが、ヒトの老化はヒトを対象にしてはじめて明らかになるものであり、ヒトを対象に実施することは重要である。しかし、高齢者を対象とするという点から、その研究方法や倫理的問題を特に配慮しなければならないが、十分に検討されているとは言えない。本研究は将来、ヒトの老化のメカニズムを知る上で重要な百寿者の疫学研究を行う上で、必要となる研究手法を、情報の入手手段老化遺伝子の意義その分析方法を検討することにより、開発することを目的とした。 次について成果を得た。まず、高齢者を対象とする健康調査票の作成を行った生活習慣に関する調査に加え、主観的健康度、PGCモラーススケールなどの幸福感に関する調査および日常生活習慣に関する項目について、必要事項を検討し、作成した。生活習慣や既往歴などについて本人からの聞き取りと、家族からの情報、さらに、医療機関等における記録を用いてをいかに正確に整理できるかを検討する必要があることが結論付けられた。百寿者からの最適なインフォームドコンセントの取り方について、痴呆の際の問題や家族からの取得の方法について検討した。痴呆の程度に関わらず、基本的には本人同席で本人の意思を確認しながら家族への説明、同意を行う必要がある。百寿者の過去の健康に関するデータについて、健康診断のデータや診療記録などについて調査する予定であったが、実施が遅れ、結論を出すに至っていない。遺伝子解析も現在進行中である。今回はヒトの老化メカニズムの研究方法を明確に提示するまでに至らなかったが、完結させる予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)