プロテアーゼと新規受容体を介した神経細胞アポトーシスの分子細胞機構
Project/Area Number |
12877098
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Neurology
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
丸山 征郎 鹿児島大学, 医学部, 教授 (20082282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 利博 聖マリアンナ医科大学, 難病治療研究センター, 助教授 (90260752)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Keywords | トロンビン / トロンビン受容体 / p38 / ASK / アポトーシス |
Research Abstract |
凝固カスケード最終産物のトロンビンが以下の仕組みで神経細胞株PC1 2にアポトーシスを誘導することを明らかにした。 1)PC1 2はトロンビン受容体PAR-1(Protease activated receptor-1)を介してアポトーシスを誘導する。 2)そのアポトーシスはトロンボモデュリン(TM)によって抑制される。 3)そのシグナル伝達はASK,p38,の経路を介するものである。 4)トロンビンのソースとしては、神経細胞にプロトロンビンのmRNAがノーザン法と、in situ法で検出されたことから、神経細胞そのものがソースである可能性が出てきた。これは今後の問題である。 5)PC1 2にはPAR-2も発現していることが明らかになった。これはF.Xa,tissue factor-Vaで活性化され、CGRPを産生放出させることから、神経浮腫に関係しているものと考えらえる。 以上、確実に成果をあげえたが、4)と5)は今後の課題である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)