Project/Area Number |
12877189
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
河原 正樹 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (70204758)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
味村 俊樹 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (20262131)
山崎 一樹 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (50239935)
野村 幸世 東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (70301819)
島田 正 東京大学, 医学部・附属病院分院, 助手 (40282553)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 超音波波動メス / 腸管吻合 |
Research Abstract |
現在広く臨床応用されている超音波波動メスは、切開と凝固のバランスが最もよくとれた機器で、生体組織に対する基本的な機序は組織蛋白の変性凝固作用である。本研究では、この超音波波動メスの蛋白凝固作用を応用した非縫合消化管吻合モデルの作成を目的としている。本年度は昨年度に引き続き全身麻酔下にブタの小腸を用いて、この溶接的吻合実験をさまざまな条件下で超音波波動メスを用いて行なった。この操作で得られた吻合部は全て気密性が保たれており、耐圧試験が可能であった。すなわち超音波波動メスの設定パラメタを変えながら、特定の条件下で得られた切開閉鎖部の強度を耐圧試験を施行して比較計測した。吻合技術の標準化を図るfirst stepと考えている。その結果現在まで、とくに出力により吻合強度が大きく異なることが判明した。また吻合部の組織学的な検討からは、本法に特有な現象として、粘膜下層に空隙形成が認められた。これが吻合部にどのような影響をもつのかは今後の検討事項の一つである。研究成果の一部を第56回日本消化器外科学会で発表した。
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