Project/Area Number |
12877238
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
稲葉 英夫 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60159952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 巧 金沢大学, 医学部・附属病院, 講師 (30301196)
後藤 由和 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (60282167)
柴田 恵三 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (70178903)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | ischemic preconditioning / PEEP / 虚血再灌流障害 / 腎臓 / 肝臓 / 消化管 |
Research Abstract |
【目的】機械的人工呼吸に用いられるpositive endexpiratory pressure(PEEP)の生理的作用の中には臓器のうっ血、虚血に加えischemic preconditioningの虚血情報シグナルであるbradykinin, CGRPの産生増加が含まれる。本研究はhigh PEEPにより腎臓にischemic preconditioningが可能かを検討することを目的とした。 【方法】ラットに人工呼吸器を装着後、Sham群(n=8), Non-PEEP群(n=8)、High-PEEP群(n=6)に分けて実験した。Sham群は90分の人工呼吸管理を行った。Non-PEEP群では30分の人工呼吸管理後に、腎動脈の遮断・解除による虚血・再灌流(各30分)を行った。High-PEEP群ではPEEP12cmH_2Oをon-off各5分づつ3回負荷後、腎の虚血・再灌流(各30分)を行った。摘出腎を組織学的(HE染色)に比較検討した。 【結果】Non-PEEP群High-PEEP群とも、尿細管上皮内における微細な空胞形成が認められたが、2群間に組織学的な差はなかった。 【考察】ラット腎の虚血一再灌流後に見られる組織学的変化は、尿細管上皮内における微細な空胞形成と著明な尿細管の拡張・間質浮腫・空胞形成とに分類される(IrmakらUrol Res29 : 190-3, 2001)。今回の結果ではhigh PEEPの再灌流傷害抑制効果を証明する組織学的な変化は捉えれなかった。ischemic preconditioningとしてのPEEP値が十分でなかった可能性と負荷時間が短かった可能性があり、今後の検討課題と考えられる。 【結語】high PEEPによるischemic preconditioningの効果は、ラット腎における30分間の虚血・再灌流において認められなかった。
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