LAK,IL-2,放射線との併用によるヒト唾液腺癌細胞の骨芽細胞への分化誘導
Project/Area Number |
12877327
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
佐藤 光信 徳島大学, 歯学部, 教授 (00028763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊賀 弘起 徳島大学, 歯学部, 講師 (40175188)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | LAK / IL-2 / 放射線 / 唾液腺癌細胞 / 骨芽細胞 / 分化誘導 |
Research Abstract |
1.ヒト唾液腺癌細胞(HSG-AZA3)をヌードマウスに移植して、HSG-AZA3ヌードマウス腫瘍を調製した。この腫瘍にヒトLAK細胞とヒト・リコンビナントIL-2(hrIL-2)を連日投与し、更にX線(3-10Gy)1回照射を併用して、抗腫瘍効果を検討して以下の結果を得た。なお、ヒトLAK細胞は、ヒト末梢血より分離したリンパ球をhrIL-2で処理して調製した。 (1)治療した腫瘍組織内に骨様組織の存在が、HE染色、von Kossa染色により検出された。また、骨様組織の周囲に近接して存在する腫瘍細胞に、オステオポンチン、オステオネクチン及びCbfa1の発現を凍結切片を用いたin situ hybridization及びNorthern blottingにより検出した。更に、アルカリフォスファターゼとI型コラーゲンの発現が蛍光抗体法により検出された。 (2)骨様組織を含む腫瘍組織では、骨シアロプロテインmBNAの発現が、nested-polymerase chain reaction (nested-PCR)により検出された。 2.diffusion chamber内に、HSG-AZA3細胞のみを注入し、10^5単位/mlのhrIL-2,または、LAK細胞のみを含む培養液で10日間in vitroで培養した。その間、適宜X線照射(10Gy)を1回施行した。その後、ヌードマウス腹腔内に移植し、6週後に摘出して、HSG-AZA3細胞の変化について検索して以下の結果を得た。 (1)HSG-AZA3細胞の骨芽細胞への変換の惹起されていることを、HE染色、Von Kossa染色により、またin situ hybridizationによるオステオポンチン、オステオネクチンmRNAの発現の検出により、明らかにした。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)