カルボジイミド型新規化学発光増感剤を用いるポリフェノール類の高感度分析法の開発
Project/Area Number |
12877354
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Physical pharmacy
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
財津 潔 九州大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (70091329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中園 学 九州大学, 大学院・薬学研究院, 助手 (90336074)
大庭 義史 九州大学, 大学院・薬学研究院, 助手 (50274478)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2001: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2000: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ポリフェノール / 化学発光 / EDC / HPLC / フローインジェクション |
Research Abstract |
近年、ポリフェノールの抗酸化作用、抗癌作用等が注目されている。分析法の不備からその作用機序や代謝等については不明な点が多いため、選択的かつ高感度なポリフェノールの分析法が望まれている。最近、当研究室において水溶性カルボジイミドであるEDC(1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド)がポリフェノールの化学発光を著しく増強することを見出し、この増感効果を利用するピロガロールのフローインジェクション化学発光分析法を開発した。今年度、ポリフェノールの一斉分析法の開発を目的に、EDC増感効果を利用するHPLC-化学発光検出法の開発を試みた。ポリフェノールとしてピロガロール、没食子酸、エピガロカテキン及びエピガロカテキンガレートを用い、種々の検討を行った。上記4種のポリフェノールをモデル化合物として検討したところ、18分以内に良好に分離することができた。HPLC-CLシステムによる至適条件は、NaOH濃度75mM及び流速0.1ml/min、EDC濃度50mM、H_2O_2濃度は100mMであった。検量域12.5-100pmol、検出下限5pmolであった。日内及び日間変動は約10%であった。なお、本研究成果を、第62回分析化学討論会(2001)及び日本分析化学会第19回九州分析若手の会夏季セミナー(2001)にて報告した。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)