クリティカル・パス作成に関する教育用コンピュータシステムの開発
Project/Area Number |
12877399
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
基礎・地域看護学
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Research Institution | Aichi Prefectural College of Nursing & Health |
Principal Investigator |
箕浦 哲嗣 愛知県立看護大学, 看護学部, 講師 (80315910)
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Project Period (FY) |
2000 – 2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2001: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 看護診断 / クリティカル・パス / WWWサーバ / インターネット / データベース / PHP3 / WWWサーバー / 逆引き |
Research Abstract |
本研究では、腸切除術におけるクリティカル・パスの作製を例として、コンピュータ・ネットワークを介して展開させ、インターネット・ブラウザで操作するシステムの構築を試みた。ここではバリアンスにも対応可能となるよう標準的なパス以外にも選択項目を設け、実際の患者に該当しない項目に対しては削除が出来るように設定した。また診断名の検索には、基本データとしてカルペニート看護診断マニュアル第2版を用いたウェブ・データベースを使用し、各項目内でリンクを設定することで、パスへの記入を容易におこなえるシステムとした。ここではインターネットで検索を行うのと同様のユーザーインタフェイスを採用したため、閲覧者がコンピュータの操作自体に悩むことは無く、また従来に無い「逆引き検索」機能も付与できた。さらに患者目標に関しては自由に記載できるような機能を設け、行った処置や行為に対してはチェック欄を設け、ケアが提供されたかどうかが一目で確認できるような形をとった。 作製したブラウザ上のクリティカル・パスでは、標準的な治療計画は当然ながら、予測される看護診断名も閲覧可能にしているため、関連部署の内外で共通理解が深まり、チーム医療が促されるきっかけになると考えられる。また、患者の個別性を無視する危険性に関しては、看護診断を連動させることで個別的な介入も可能としている。さらに予測される看護診断名だけに頼ることなく、自分で検索することができる機能も付与することによって、さらなる個別的なケアを期待し得る。本システムにより、看護婦・看護士及び看護学生は必要な専門知識を即座に確認でき、従来のように分厚いマニュアル本を繰るといった時間的かつ精神的労力から解放される可能性を示した。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)