Project/Area Number |
12898002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
体育学
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Research Institution | Japan Women's College of Physical Education |
Principal Investigator |
加賀谷 淳子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (80083096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 浩司 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 助教授 (50193321)
中村 好男 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (00198251)
斉藤 満 豊田工業大学, 工学部, 教授 (80126862)
篠原 稔 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助手 (70241213)
定本 朋子 奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (30201528)
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Project Period (FY) |
2000
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2000)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2000: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 血流調節 / 運動パフォーマンス / 酸素輸送系 / 筋代謝 / 加齢 / トレーニング |
Research Abstract |
運動時の循環に関する研究分野は現在発展が著しく、社会的観点からも解決の迫られている問題も多い。しかし、本邦においては個々の研究者が限られた研究環境の中で独立して行っていて,必ずしも効率的に研究が進められてはいない.この複合的な領域の研究進展のためには,有機的に連携した共同研究の必要性が強く認識された.そこで本研究は、当該分野の研究が格段に発展するための研究課題を調査し、それらを遂行できる研究者及び研究設備とを併せて明らかにすることを目的とした。検討の結果、重点的に推進すべき課題は1.運動時の血流調節メカニズム、2.運動のパフォーマンスとの関連、3.酸素輸送系としての呼吸循環調節、4.筋の代謝との関連、5.加齢及びトレーニングとの関連、となった.「運動時の血流調節メカニズム」に関しては、血流再分配、内皮由来血管作動物質(前田)、末梢循環に対する遠心性制御(斉藤)、筋収縮のタイミングとの関連(森谷)を、「運動のパフォーマンスとの関連」については、筋出力と循環変数との関連(定本)、筋持久力と最大血流量との関連(加賀谷)、が具体的に取り組むべきテーマとしてあげられた.また、「酸素輸送系としての呼吸循環調節」については、呼吸循環応答の精度(篠原)、運動開始直後の呼吸・循環関連(石田)や酸素摂取応答規定因子(古賀)、酸素摂取動態規定因子(福場)、血液循環と酸素消費の調節機序(中村)が取り上げられ、「筋の代謝との関連」では骨格筋への酸素供給・利用(浜岡)、骨格筋での酸素消費調節(久野)、酸素供給・消費の筋内不均一性(三浦)、「加齢及びトレーニング」ではトレーニングと血管形態(宮地)、加齢と毛細血管床(狩野)が重要テーマであることが示された。さらに、これらは上記研究者を中心として共同研究の実施が可能であり、様々な技法を用いて検討することにより、この分野の研究が飛躍的に発展すると考えられた.
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