生物の重金属除去能力を活用した環境汚染の修復および防止技術の開発
Project/Area Number |
12F02373
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Civil and environmental engineering
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Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
遠藤 銀朗 東北学院大学, 工学部, 教授 (80194033)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
OYETIBO Ganiyu 東北学院大学, 工学部, 外国人特別研究員
OYETIBO Ganiyu 東北学院大学, 工学部
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2014: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 重金属汚染 / 重金属耐性微生物 / 水銀除去能 / 水銀還元気化細菌 / 水銀吸着酵母 / 水銀吸着除去酵母 / 細胞外高分子物質 / 石油汚染 / 石油系炭化水素分解 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、毒性無機化合物の代表として水銀化合物を取り上げ、水銀耐性細菌の分子遺伝学的特性と水銀除去の機構を解明することを研究の目的とした。また、水銀耐性微生物の応用研究として水銀汚染地域の新規バイオレメディエーション技術の開発を目指した。外国人特別研究員がナイジェリアにおいて単離した水銀耐性微生物を用いて下記の実験等を実施した。 (1)水銀耐性微生物の同定、(2)水銀耐性酵母による水銀の吸着現象の解明、(3) 水銀の脱着実験、(4)酵母による水銀の吸着除去に関与すると思われる細胞外高分子物質の解析、(5)水銀イオンの還元気化実験 以上の研究の成果により、いくつかの有望な水銀耐性微生物のうち、特に水銀耐性酵母として単離されたYarrowia Idd1とIdd2は、それぞれの特徴に応じて休止細胞の状態または増殖を伴う細胞の状態で水銀除去技術に適用することが可能であると結論づけることができた。 なお、今回の外国人特別研究員の受け入れは、初めてアフリカからの受け入れであったことから、より広い国際的視野および多様な社会状況と文化を理解するうえで役立ったとともに、学生・院生・他のポスドク研究員等の国際的視野を広げる大きな波及効果を得ることができた。また、イジェリアというアフリカ国家との研究者ネットワークを作ることができた。これは、受け入れ研究者がこれまで築いてきた欧米およびアジアとの研究交流ネットワークをアフリカにも拡張するよい機会となっただけではなく、受け入れ機関である東北学院大学にとっても世界における新しい地域との学術交流の足がかりになるものであった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)