Project/Area Number |
12F02744
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Japanese literature
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
中川 成美 立命館大学, 文学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
COSTA Emanuela 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 外国人特別研究員
COSTA Emanuela 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2012 – 2014
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2014: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2012: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 越境 / ジェンダー / エクソフォニー / バイリンガル / 大庭みな子 / 水村美苗 / 多和田葉子 / 関口涼子 / 越境文学 / トランスナショナリズム / 人種・国籍・国家 / トラベル・ライティング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、博士課程の研究に続いて、越境作家の作品におけるトランスナショナリズム、エクソフォニー、ジェンダーの問題について考察することである。ことに、大庭みな子、多和田葉子、水村美苗、関口涼子の作品における多言語・多文化地域の文学の可能性と限界について考察することによって、現代のトランスナショナルな移動の中で、境界を超えること、バイリンガルであること、ジェンダー規範を超えることは文学研究を通していかに表象できるか、理解できるのかを明らかにした。 平成26年度は、日本の越境文学に関する資料を集め、学術書の原稿を書き、研究成果を学会、研究会、シンポジウム等で発表、論文を書いた。資料を集めるのに主に立命館大学の図書館を利用した。学術書の原稿は、四章と「序文」、「結論」から構成されている。 平成26年度における研究成果の発表等については、まず坪井秀人先生(国際日本文化研究センター)と研究交流し、EAJSの学会でパネル発表のメンバーとして水村美苗の作品について発表した。次に、世界文学語圏横断ネットワークに入会し、立命館大学で開催した第1回研究集会で関口涼子の自己翻訳について発表した。また、立命館大学に関口涼子をお招きして、対談と朗読会を行った。さらに、県立神奈川近代文学館および公益財団法人神奈川文学振興会と立命館大学との協定締結記念フォーラムでパネリストとして参加することになった。最後に、坪井秀人先生にお招きいただき、国際日本文化研究センターで開催する伊藤比呂美(越境作家)の詩に関するシンポジウムでラウンドテーブルのメンバーとして参加することになった。 活動としては、ジェンダー研究会、アジアンディアスポラ研究会、(立命館大学)大庭みな子研究会(東洋英和女学院大学)などの研究活動に参加した。研究交流の成果として4つの図書論文を出した。
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Research Progress Status |
本研究課題は平成26年度が最終年度のため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題は平成26年度が最終年度のため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(18 results)