Project/Area Number |
12J00069
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese literature
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
木村 涼 早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,630,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 七代目市川團十郎 / 地方興行 / 大坂興行 / 信州川路興行 / 関島家資料 / 伊達家資料 / 八代目市川團十郎 / 上方興行 / 木戸番 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度収集予定の資料と昨年までに収集した資料の総合的な目録を作成するために、本年度は大阪府立中之島図書館、大阪歴史博物館に赴いた。七代目は69年の生涯において、4度大坂へ赴き芝居に出演している。前年度までに、1度目から3度目までの興行関連資料を収集しているので、本年度は、4度目の嘉永6年(1853)正月~安政5年(1858)3月の関連資料を収集・検討した。この3年間の調査で七代目の大坂興行に関する資料を体系的に収集できたので、今後は七代目と大坂の人々との結びつきなど、その全貌を解明し論文として成果を出す所存である。 次に、七代目團十郎の地方興行を通して七代目と地方の人々(観客・贔屓)との結びつきを究明するために、前年度から引き続き調査している静岡県富士市の伊達家所蔵の七代目及びその家族から送られた書簡の翻刻作業がほぼ完了したので、書簡の内容分析に着手した。七代目の家族の思いが伝わる書簡類であった。また、歌舞伎役者の信州川路興行についても、その全容を解明中である。 本年度は、学会報告を2度務めた。まず、日本風俗史学会において、「七代目市川團十郎と江戸社会」と題して、七代目の波瀾に富んだ69年の生涯を風俗取締政策や観客・贔屓との関係を鑑みながら講演した。 続いて、七代目團十郎とは直接の関係はないが、一地域の芸能のあり方、地方興行を学ぶという観点から、社会経済史学会中国四国部会にて、シンポジウムテーマ「芸能の発展と地域社会」とする5人の報告者に対するコメンテーターを務めた。徳島に古くから伝わる地域芸能の発生、発展、展開、継承、存続のあり方などの報告を聞いて、藍商をバックに徳島という地域において独自に発展してきた芸能と江戸・京・大坂の芸能との相違点や類似点などの比較検討をする重要性を感じた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)