Project/Area Number |
12J00254
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese history
|
Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
溝口 優樹 國學院大學, 大学院文学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2012 – 2013
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 日本古代史 / 社会統合 / 国家形成 / 地域社会 / 行基集団 / 陶邑古窯跡群 / 出土文宇資料 / 仏教 / 氏族 / 大野寺土塔 / 行基 / 部制 |
Research Abstract |
2013年度は、前年度からおこなってきた、5世紀から8世紀の地城社会における統合のあり方についての研究を継続しつつ、それらを総括して国家形成史研究への位置付を図った。地域史研究の一環として、大阪府(海会寺跡)、千葉県(芝山古墳群、香取)、茨城県(鹿の子C遺跡、鹿島)、新潟県(佐渡国分寺)、広島県(宮の前廃寺跡)、栃木県(上神主茂原官衙遺跡)、福岡県(大野城跡、宗像)さらには韓国(慶州・光州・ソウル)の各地で実地調査をおこなった。いずれも集落や古墳、窯址、寺院、官衙の立地などを総合的に把握するとともに、出土文字資料を含む関連資料を実見することができ、古代社会像を描くうえで有益な成果であった。 以上のフィールドワークによって得られた調査成果を活用し、文献史料の分析によって7世紀以前における社会統合について研究を実施した。その一環として、これまでに俎上にあげてきた陶邑古窯跡群の形成過程について検討し、その成果は溝口優樹「氏族分布からみた初期陶邑古窯跡群」(『日本歴史』784号、2013年9月)として公表している。8世紀の地域社会をめぐっては、「大野寺土塔と瓦生産」(明治大学古代学研究所公開シンポジウム、2013年6月8日)、「行基集団の構造とその原動力」(国造研究会、2013年6月1日)として口頭報告をおこなった。さらに、前年度までの成果をまとめ、その要旨を「日本古代の地域社会」(中国日本国際歴史文化研究会、2013年9月17日)として口頭報告をおこない、さらに博士論文「日本古代の社会統合と国家」を國學院大學に提出し、博士(歴史学)の学位を取得した。
|
Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
|
Report
(2 results)
Research Products
(8 results)