生活習慣改善が動脈伸展性を増大させる器質的機序の解明 : フィブリン5へのアプローチ
Project/Area Number |
12J00264
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
膳法 亜沙子 筑波大学, 医学医療系, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012 – 2014-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 肥満者 / 生活習慣 / 有酸素性運動 / 食事改善 / 中高齢者 / 動脈伸展性 |
Research Abstract |
今年度は、肥満者における食事改善と運動が動脈伸展性に与える影響を明らかにし、これらの併用が動脈伸展性を増大させる器質的機序を解明するために動脈壁の器質分解・合成に関与するタンパク質(MMPおよびTIMP)に着目して検討を行った。これらの検討を行うために以下の3つの検討を行った。 (1)肥満男性における食事改善、有酸素運動, およびそれらの併用が動脈伸展性に与える影響 肥満者における食事改善や運動トレーニングがそれぞれ動脈伸展性を増大させる機序の詳細は不明であったため、成人肥満男性においてこれらの生活習慣改善方法の違いが動脈伸展性に与える影響を検討した。この結果、食事改善と運動トレーニングは、異なる機序により動脈伸展性を増大させることを示し、それらの併用により、相加的効果があることを示した。 (2)肥満男性における食事改善および運動トレーニングの併用がMMP9およびTIMP-1の血中濃度に与える影響 肥満男性における12週間の食事改善および運動トレーニングの併用は、IMTを有意に低下し、血中MMP-9およびTIMP-1濃度を有意に減少させることを示した。 (3)中高齢女性における有酸素性運動トレーニングがMMP9およびTIMP-1の血中濃度に与える影響 非肥満中高齢女性における12週間の有酸素性運動トレーニングは、IMTを有意に低下し、血中TIMP-1濃度を有意に減少させることを示した。しかし、MMP-9濃度は、有意に変化しなかった。 今年度は、肥満者における食事改善や運動トレーニングが動脈伸展性を増大させる機序を明らかにし、食事および運動が動脈壁器質のうち、コラーゲンやエラスチンの代謝に影響を与えることを明らかにした点で新たな知見を得たと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)