大規模センサネットワークのための管理型自己組織的アーキテクチャ
Project/Area Number |
12J00738
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Computer system/Network
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小南 大智 大阪大学, 情報科学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2012
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
|
Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 無線センサーネットワーク / 自己組織化制御 / 管理型自己組織化制御 |
Research Abstract |
スケーラビリティ・ロバスト性を有する、管理型自己組織化制御に基づくセンサーネットワークの実現についての課題に取り組んだ。今年度の研究実施計画として、"管理型自己組織化制御に基づく経路制御手法に着目した、管理制御と自己組織制御のそれぞれの設計方針の検討"を掲げており、それぞれの制御の時間スケールに着目することで、様々な環境変動に対してロバスト性を有するネットワークの実現可能性を示した。 当該年度の取り組みとして、管理型自己組織化制御に基づく経路制御手法について、そのスケーラビリティー及びデータ到達率、遅延時間、消費電力特性を計算機シミュレーションを用いて調査した。提案手法がセンサー端末の複数故障やデータシンク端末の単一故障に対するロバスト性を持つことも同時に示した。 さらに、様々な外乱に対してロバストな管理型自己組織化制御に基づくセンサーネットワークの設計方針を検討するために、この経路制御手法を題材にして、設計に関する研究を行った。様々な外乱に対するロバスト性を考慮するために、階層型のネットワークアーキテクチャーの各階層の制御時間スケールに着目した。センサー端末の故障に加えて、無線リンク品質の変動、センサー端末の移動、センサー端末の増設などの様々な環境変化に対してネットワークがロバスト性を持つためには、それぞれの階層の制御周期および再送制御の適切な設計が重要であることを示した。しかしながら、単一の環境変化が発生する状況の評価にとどまっており、より現実的な状況を想定した評価が今後の課題である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)