時間領域マイクロ波散乱シミュレーションによるSAR画像生成と海面観測への応用
Project/Area Number |
12J01067
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Naval and maritime engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉田 毅郎 東京大学, 生産技術研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 海面観測 / 合成開口レーダ / シミュレーション / 合成開口レーダ(SAR) |
Research Abstract |
昨年度に海面の合成開口レーダ(SAR : Synthetic Aperture Radar)画像をシミュレーションする手法の開発を行ったが、今年度はシミュレーション手法の改良やシミュレーションから生成されたSAR画像を用いて解析アルゴリズムの検証などを行った。 シミュレーション手法の改良については、これまでは航空機搭載のL-band SARを想定してシミュレーションを行っていたが、衛星搭載のX-band SARを想定したシミュレーションのパラメータ設定や、さらに干渉型合成開口レーダ(InSAR : Interferometric Synthetic Aperture Radar)へのシミュレーションの基礎開発に取り組んだ。 また、アルゴリズム検証に関しては、従来までに提案された波高を推定するアルゴリズムの検証を行った。シミュレーションにより生成された規則的な波浪のSAR画像に対して波高推定アルゴリズムを適用することで解析結果の推定精度を評価した。これは海面観測アルゴリズム開発支援ツールとしてのシミュレーション活用例の一つとして行った。 実際の海域におけるSAR画像解析にも取り組み、昨年度から引き続き海面におけるSAR画像の映像メカニズムを検討した。特に沿岸域における波浪について実際のSAR画像での映像メカニズムを対象とした。SARで波浪観測を行う際に、SARの進行方向と波浪の向きなどの影響を含めて、SARによって波浪を観測することに適した条件について検討を行った。それに加えて、従来までに提案された波高推定アルゴリズムを実際のSAR画像に適用し、他の観測機器から得られたデータを参照しながら解析方法や解析精度について検証し、実際のSAR画像に含まれるノイズなど解析上の問題点について考察を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)