頭頸部がん患者に対する心理的介入の開発と効果の検討
Project/Area Number |
12J01085
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Clinical psychology
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
市倉 加奈子 東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 頭頸部がん / 心理社会的問題 / 抑うつ / うつ病 / 自殺 / 機能障害 / コーピング / サポート / 社会的孤立 / 言語機能 / 嚥下障害 / 容貌 / 能力に対する満足感 / 心理社会的介入 / 嚥下機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
頭頸部がん患者とは,頸部を中心に顎・顔面・咽頭・喉頭・口腔に発生する悪性腫瘍の総称であり,治療の影響により,嚥下・咀嚼・呼吸・発声などの重要な機能が障害される。したがって患者は食事やコミュニケーションなどの社会生活が困難となり,うつ病や自殺につながっていると指摘されている。本研究の目的は,①生活上の能力(機能)と能力に対する満足感(態度)の両面から測定可能なHead and Neck Cancer Inventory (HNCI)の日本語版標準化を行うこと(研究1),②HNCIにおける「態度」が社会的孤立に及ぼす影響を検討すること(研究2),③態度(能力に対する満足感)を向上させる治療コンポーネントを開発し,社会的孤立軽減に対する介入効果を検証すること(研究3),の3点であった。 平成26年度の研究実施計画として,研究1では投稿している論文が受理されること,研究2では観察研究の統計的解析を終了して原著論文を投稿すること,研究3では開発されたプログラムを実施して効果検証を行うこと,を予定していた。研究1に関しては共同研究者とともに2本の論文を仕上げ,受理に至っている。研究2に関しては,現在投稿論文の結果待ちである。さいごに研究3については,プログラム開発から介入実施まで到達し,予備的研究としての効果検証を行うことができた。 本研究で蓄積された研究成果から,頭頸部がん患者の多くが治療経過中に抑うつ症状が持続していること,このような抑うつ症状の持続には気分転換やサポート希求などのコーピングが影響していること,が明らかとなった。つまり,コーピング・レパートリーを広げていく心理介入を実施することで,抑うつ低減につながる可能性がある。今後,さらなる知見の蓄積により,頭頸部がん患者の抑うつ発症メカニズムが解明され,プログラムが精緻化されることが期待される。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)
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[Presentation] Factors Associated with Depression among Japanese Patients with Implantable Cardioverter Defibrillators.2012
Author(s)
ICHIKURA K, MATSUOKA S, SHIMADA M, KOBAYASHI S, SUZUKI T, NISHIMURA K, SHIGA T, SUZUKI S, HAGIWARA N, ISHIGOOKA J
Organizer
International Congress of Behavioral Medicine
Place of Presentation
Budapest, Hungary
Year and Date
2012-08-29
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