Project/Area Number |
12J01472
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Synthetic chemistry
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
杉本 向史 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 不斉合成 / 有機触媒 / 有機分子触媒 / 共役付加反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
アミン触媒を利用したアルデヒドの不斉共役付加反応において、様々な電子不足オレフィンが求電子剤として開発されてきた。しかしながら、これまでにβ-アルキルエノンやイノンが本反応に適用された例はなかった。そこで、申請者はトシル基の脱離能に着目し、β-トシルエノンを求電子剤として利用した不斉共役付加反応の研究を行った。この結果、シンプルなビナフチル型アミン触媒を利用することで、共役付加体を高収率かつ高立体選択的に単一の位置異性体として得ることに成功した。さらに、生成物の変換反応として、トシル基のβ脱離を利用し、アルデヒドのα位における形式的不斉アルケニル化を実現した。本生成物は、これまで合成が困難であったγ位に不斉点を有するエノンとしても価値が高い。また、得られたエノンに対して、ジアルキル亜鉛を作用させることで、光学純度を損なうことなくジアステレオ選択的に共役付加体を得ることにも成功した。この生成物は、これまでに例がない、アルデヒドのβ-アルキルエノンへの不斉共役付加反応の生成物と同等である。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(2 results)