ラットにおける強いストレスが後のストレス鋭敏化を引き起こす機構の解明
Project/Area Number |
12J01833
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
領家 梨恵 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 恐怖条件づけ / 心的外傷後ストレス障害 / ラット |
Research Abstract |
強いストレスが後のストレスに対する鋭敏化をもたらす機構の解明を目指している。本研究では、ストレスによって分泌される神経修飾物質を操作し、ストレス誘発性恐怖反応増強効果形成における、強いストレスによって分泌される神経修飾物質の関与を明らかにする。後のストレスに対する鋭敏化をもたらす生物学的メカニズムを明らかにすることによって、新たなストレス関連疾患治療の開発および、ストレス疾患予防法の提案につながる可能性が期待される。 被験体にはWistar-Imamichi系雄ラットを用いた。副腎皮質刺激ホルモン放出因子受容体(CRFR)また1はグルココルチコイド受容体(GR)遮断薬脳室内投与が、足部への電撃(1mA、1秒)4回と強制水泳の複合ストレス(MS)によって引き起こされる恐怖反応増強効果に及ぼす影響を検討した。具体的には、ラットにカニューレ留置処置を行った1週間後、CRFR遮断薬またはGR遮断薬を脳室内投与した直後にMS処置を行い、その後、恐怖条件づけ(FC)を用いることで、MSによって引き起こされた行動変容(恐怖反応増強)を測定した。FCにはごく弱い文脈恐怖条件づけ(0.1mA、2秒)を用い、MSの電撃装置とは全く異なる装置・環境であった。MSの2週間後に条件づけを行い、条件づけの翌日・7日後・14日後の計3回の保持テストを行った。これによりMSから長期経過後の易刺激性およびその持続を観察することが可能であり、PTSDのようにストレス事象から長期経過した後もなお過度なストレス反応をもたらすストレス障害の病態を模倣すると考えられる。その結果、CRFR遮断薬またはGR遮断薬脳室内投与は、いずれの両処置もMS誘発性恐怖反応増強に影響を及ぼさなかった。ストレスによるCRFRまたはGR活性化は、強いストレスによる後のストレスの鋭敏化を引き起こす機構に決定的な因子ではないことが示唆された。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)