Project/Area Number |
12J02272
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Special needs education
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
古谷 槙子 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012 – 2014
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 脳性麻痺 / 脳磁場計測 / 上肢動作 / 脳磁場計測法 / リーチ動作 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である今年度は, 当初行っていた特別支援学校に通学する脳性麻痺児のリーチ動作解析に関する研究を国際誌に発表し, 博士号取得に至った. 本研究はこれまで定量化されていなかった肩関節屈曲角度の違いによる脳性麻痺児のリーチ軌跡の変化を明らかにすることを目的として行い, その結果特に重度脳性麻痺児では肩関節の屈曲角度がリーチ軌跡に影響を与える事を明らかにした. この論文は痙直型脳性麻痺児のリーチ運動障害機構の解明に貢献し, 脳性麻痺児の上肢機能障害に対するリハビリテーション方法論の発展に寄与するところが多いと考えている. さらに, 昨年度に引き続き, 鏡治療効果に注目して脳性麻痺者の健常側の上肢運動動作を鏡に映して麻痺側の上肢に重ねて見た時に生じる脳活動について脳磁図計(MEG)を用いて検索した. その結果, 鏡像を見ながらの上肢運動によって脳性麻痺者の両側大脳半球が活性化される可能性が示唆されており, これは臨床上で重要な知見であると考えている. この脳活動に関する研究については, 現在, 論文を作成しており, 国際誌への発表を行う予定である. このように鏡像を用いた運動がより大脳半球を活性化できることが明らかになれば, これまであまり効果的なリハビリテーション手法が報告されていない成人の脳性麻痺者に対して新たな手法を開発する糸口になることが期待できる. 今後はまずは脳性麻痺者の上肢機能障害の神経機構の解明とその機能改善の可能性についてさらに研究を発展させ, 続いて脳性麻痺児でも検討を行う事で, より効果的なリハビリテーション手法の開発や学校場面を含む日常生活のADL向上に寄与することが可能になると考えている.
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Research Progress Status |
本研究課題は平成26年度が最終年度のため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題は平成26年度が最終年度のため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)