ペクテノトキシン類の生理活性部位およびその作用機構の解明を目指した合成研究
Project/Area Number |
12J02473
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Living organism molecular science
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鈴木 悠記 北海道大学, 理学研究院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ペクテノトキシン2 / 構造活性相関 / ポリエーテル / マクロライド / ペクテノトキシン2 |
Outline of Annual Research Achievements |
該当年度は、ペクテノトキシン2の新規アナログの合成研究を行った。このアナログ合成は、ペクテノトキシン2の酸に対する不安定性の克服を目的としており、より安定でかつ活性の保持されたアナログの合成を計画した。これまでの構造活性相関研究により、活性保持には構造の単純化や官能基の修飾は見込めないと推測した。そこで、構造の大幅な改変ではなく、安定性の付与を目的としたアナログ合成の展開を図ることとした。ペクテノトキシン2のスピロアセタール部は酸性条件下で、3種類の異性体混合物となるため、生体内での不安定性が懸念される。そこで、異性化を防ぐことを目的に、スピロアセタールの酸素原子の1つを炭素原子に置き換え、モノオキサスピロ環としたアナログを設計し、その合成を進めた。平成25年度は新規アナログの合成に必要となる全てのセグメントの合成に成功した。平成26年度は、合成したセグメントの連結とC環部におけるメチル基の立体選択的導入について研究を展開した。種々の検討の結果、セグメントの連結には、アセチリドの付加が有効であることがわかった。さらに、フラン環であるC環の形成には、イノンに対して、Pd触媒を用いた5エンド環化が有用であることを見出した。また、形成したC環上のβ‐アルコキシエノンに対するメチル基の導入には、唯一AlMe3を用いた条件でのみ、低収率ながらメチル基の導入に成功した。なお、メチル基の導入の改善に向け、予めC環を構築したセグメントも合成したが、こちらではセグメントは連結されなかった。当該年度、新規アナログの全ての環構造を構築したこととなる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)