空間見守りのための高精度屋内センシングシステムの開発
Project/Area Number |
12J02528
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
辻 順平 北海道大学, 大学院情報科学研究科], 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 屋内測位 / 電波強度 / 遺伝的アルゴリズム / 最適化 / 位置情報 / 自律キャリブレーション / 電界強度 |
Research Abstract |
屋内測位システムは, 人の持つ端末のビーコン信号やセンサ情報を基に, 端末の位置を評価するシステムのことであり, 屋内測位研究においてはその精度向上と適用可能な環境の拡大が望まれている. 当該年度の研究では, オフィス環境, すなわち金属パーティションや什器等の遮蔽物があり, 物や人等のマルチパスに影響を与える要素を含んだ比較的狭い屋内環境における測位システムの構築を目指し, それを実現する技術としてフィンガープリンティングベースの精度向上を目標とした. その中で, 以下の2点について実現した. (1)フィンガープリンティングベース測位の遺伝的アルゴリズムを用いた最適化 : フィンガープリントやルータの配置を動的に最適化することによって, 測位の精度を向上させる手法を確立した. まず, フィンガープリンティングに基づく測位の問題を, フィンガープリントやルータの配置を変数とし測位誤差の指標RMSE (Root Mean Squared Error)を最小化する最適化問題として定式化した. この問題に対する遺伝的アルゴリズムを用いた解法を提案し, 最適なフィンガープリントやルータの配置を求める手法が得られた. 結果として, この手法に基づいて不要なフィンガープリントやルータの削減に成功した. また, 特定のテストデータに対応したGAの最適化においては, フィンガープリントやルータの削減によって, 精度が向上できる結果も得られた. 以上により測位対象の位置に対して動的にフィンガープリントを最適化できる可能性を示した. (2)オフィス環境に存在する人が測位精度に与える影響 : 環境測位対象者以外にも人が存在する実際のオフィス環境を想定し, 人の動態パターンと測位への影響を計算する手法を確立した.
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)