ジャカルタにおけるブタウィ人のエスニシティ形成と維持・変容に関する民族誌的研究
Project/Area Number |
12J03013
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中村 昇平 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | エスニシティ / 国民国家 / 大衆組織 / 生活世界 / 社会学 / 文化人類学 / インドネシア / 東南アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度までに歴史的研究と、社会学的・民族誌的研究の二つからなる具体的な調査を進めてきた。まず一つに、修士論文以来継続している、ブタウィの歴史研究を行ってきた。この調査は、インドネシア、日本を中心として資料収集を行い、その成果を平成24年度には国内学会で発表し、これらをもとに平成26年度には研究論文として査読誌「ソシオロジ」に掲載された。 平成24年度にはまた、ブタウィ・エスニシティに関する歴史資料の収集・整理と並行して、ジャカルタとその周辺地域においてフィールドワークを行ってきた。これは民族組織の制度・機構面の調査と、個人へのインタビューを含む日常生活への参与観察とによって構成される。フィールド調査に関して、平成25年度はまず、FBR(ブタウィ人統一フォーラム)という、2001年に自警団から発足した大規模な民族的政治組織を中心としたブタウィの民族組織の歴史と活動、およびメンバー構成といった制度的な全体像を把握することに努め、並行してFBRの中核的メンバーと周辺的メンバーに組織とエスニシティへのコミットメントの意識を中心に聞き取り調査を実施してきた。この研究成果は平成25年度に、文化人類学会第47回研究大会で発表したほか、LIPI(インドネシア科学院)において在インドネシア研究者とともに非公式の研究会を開催するなど、他の研究者と積極的に議論を重ね、より洗練された考察へと昇華させることを目指してきた。平成26年度はFBRに関する研究成果を学術論文としてまとめ、現在査読付き雑誌に投稿中である。こうして、19世紀以前にまで遡る歴史的調査と、現代社会におけるブタウィ・エスニシティの組織化・個人のアイデンティティ表象に関する詳細な民族誌的調査によって、このエスニシティが特に顕著に示す開放性と包摂性の起源とそのメカニズムを詳細に描き出すことができた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)