A・N・ホワイトヘッドにおける「出来事」研究:自然哲学とその展開
Project/Area Number |
12J03561
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Philosophy/Ethics
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
森 元斎 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,960,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ホワイトヘッド / 具体的なもの / 生成 / 主体性 / 抱握 / 環境 / 場所 / 現実性 / A・N・ホワイトヘッド / 出来事 / 自然哲学 / 場 / 場所作り / 自然との共生 / 公害病 / 共生 / 具体性 / コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者はこれまでホワイトヘッド哲学を、初期・中期・後期に一貫したパースペクティヴのもと行ってきた。とりわけ、出来事や現実的契機ないし現実的存在に、具体性が付与されているという点を掘り下げていくことで、研究を行ってきた。初期・中期に語られる出来事をみることで、具体的なものの位相が明らかになるものの、そこで生成という議論は不十分なままである。そこで後期になって、こうした具体的なものの生成が十全に語られるようになるための道具立てとして、主体性や抱握などの概念群が用いられたをあきらかにした。この基礎理論的な研究の成果は、大阪大学に提出された課程博士論文によってあらわれている。また、こうした基礎理論的な知見をもとに、ホワイトヘッド哲学の展開についても研究をおこなってきた。ドゥルーズ哲学における受容や、ハーマンらの思弁的実実在論における受容もまた精査し、論文にて発表をおこなってきた。加えて、応用的な展開として、自然と人間との共生を検討し直す作業として、環境問題や公害問題についても検討を加えた。たとえば、ホワイトヘッド哲学の知見を元に石牟礼道子の読解や、核の表象などについて議論を行った。こうした成果も又論文等で発表をしてきた。他にも、ホワイトヘッドが重要視していた場の創成にかかわる議論についても精査をおこなってきた。現在実践的に作られている場所作りだけでなく、歴史上の共同体の創成についてホワイトヘッド哲学の応用を試みた。 本研究では、ホワイトヘッド哲学の研究を通じて基礎的・応用的分野をこれまで以上に掘り下げた点から、新たな研究を切り開いてきたと考えられるし、引き続き、こうした観点で研究を継続して行きたいと考えている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(15 results)