Project/Area Number |
12J03626
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Metabolomics
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高原 充佳 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | リスク解析 / 動脈硬化性疾患 / 代謝異常 |
Research Abstract |
重症虚血肢の予後関連因子の評価に向けて、データベースの構築、管理を進めた。登録時の患者背景の調査や、下肢予後・生命予後の追跡に加え、糖脂質代謝関連因子などの臨床パラメータの経時的変化をひきつづき追跡している。これまでの成果として、既存のデータベースを用いた後ろ向きの解析により、重症虚血肢の発症が季節変動を認めることを見出し、これを英語論文に報告した。 また、リスクモデルの構築に先立ち、既存の各種統計モデルの問題点、限界について探求すべく、一般集団を対象に、動脈硬化性疾患の危険因子として知られる各種臨床パラメータの臨床的意義について統計学的な再考を行なった。その過程で得られた成果として, 1、一般集団において食後条件下に健診を受けた場合でも血清中性脂肪値を用いることにより高中性脂肪血症をかなり正確に診断できること、2、食後条件下で健診を受けた一般集団において、一般検査項目に、アディポネクチン値を加えると、耐糖能障害の診断能が向上したが、これはむしろ腹部肥満のない例においてであったこと、3、一般的な健診項目だけでもインスリン抵抗性の存在をかなりの精度で予測できること、4、内臓脂肪蓄積と血中アディポネクチン値が代謝異常集積に深く関与することが統計学的に証明しえたこと、を新たに見出し、それぞれ英語論文に発表した。 これに加え、リスクモデルの精度の統計学的な評価について、従来の評価手法の問題点を明らかにし、それを改良した評価手法を考案し、英文論文に発表した。 さらに、糖尿病患者における合併症の評価方法に関する検討、DPP-4阻害薬を服用中の糖尿病患者におけるαグルコシダーゼ阻害薬追加の効果に関する検討、高血圧患者におけるアンギオテンシン受容体拮抗薬の降圧効果に関する検討もあわせて行い、動脈硬化のリスク因子の包括的管理に関連した、実臨床に直結する提案として英文論文に発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
最終目標である、動脈硬化性疾患のリスクモデルの構築には至らなかったが、データベースの構築、管理も順調に進み、また、データベースを用いながらリスクモデルに関する統計学的な再考を進めていく過程で、各種リスクモデルの持つ問題点・限界がより一層明らかとなった。さらに、その過程で得られた知見自体が臨床的にも大変重要な報告として論文発表につながっており、今年度すでに9本の英語論文を発表している。(6本が印刷済み、3本が印刷中。いずれも査読あり。)
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Strategy for Future Research Activity |
最終目標である、動脈硬化性疾患のリスクモデルの構築に同けて、引き続き、テータベースの構築・管理、解析を進めていく。
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