イネの生育量とコメの品質を推定するためのリモートセンシング技術の開発
Project/Area Number |
12J03716
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Agricultural information engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小野山 博之 京都大学, 農学研究科, 特別研究員
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | リモートセンシング / イネ / チャ / 生育量・食味 / 無人ヘリ / スマートフォン / 精密農業 / 営農支援 / 生育量 / 食味 / 現場推定 / プラットフォーム開発 |
Research Abstract |
本研究はイネの生育量及コメの品質を低高度スリモートセンシングにより推定する技術の確立, 他作物への応用を目的としており, 以下の研究を行った. <低高度リモートセンシング用無人ヘリ開発> リモートセンシング用プラットフォームの開発は不可欠である. クアッドコプターを作成し, 飛行試験を行った. カメラを搭載しない状態では安定した飛行は可能であったが, カメラを搭載すると過重量のため安定せず, 水田圃場上空からの撮影は困難であった. しかし, ある程度の経験を得られたので平成26年度も開発を継続し, 成果を挙げたい. <チャへの近接リモートセンシングの適用> チャ栽培では品質と収量のバランスを考慮し, 最大の利益が得られるような収穫日(摘採適期)を判断することが重要である. そのためにも刻々と変化する茶葉の品質・収量を現場で客観的に推定する方法の確立が必要であり, 平成24年度にイネにおいて確立したリモートセンシング手法をチャに適用した. その結果, 品質・収量ともに許容できる誤差で推定可能であった. 今後は品質と収量のバランスを考慮した摘採適期の判断基準の作成が課題である. <スマートフォンのカメラ機能を利用した安価かつ簡易なイネの生育量推定技術の開発> 個人農家に普及しうるような「安価で簡易」な方法というアプローチで, スマートフォンのカメラ機能を利用した生育診断技術の開発を行った. スマートフォンで取得した画像を自作したソフトウェアで処理し, 植被率を求め, 実測した生育量を推定した結果, 高い精度で推定可能であった(R^2=0.9以上). 今後はソフトウェアをAndroidアプリに移植し, 実用性を検証する. 研究成果報告活動としては, AGRICONTROL2013(国際学会・査読有)にて発表, IEEE-JSTARSおよびPrecision Agriculture誌に投稿した(ともに査読中).
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)