Project/Area Number |
12J03889
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
History of thought
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
殷 暁星 (2014) 立命館大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
殷 ギョウ星 (2012-2013) 立命館大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 中国徳教書 / 聖諭広訓 / 教訓科往来物 / 庶民教化 / 近世東アジア / 民衆教化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は近世東アジア交渉史的研究を課題として、近世中国徳教書の日本における受容と展開を中心として分析するものである。近世民衆教化に重要な役割を果たした徳教思想の交渉を実証し、中国徳教書に関連する知識人及び庶民の精神生活における位置づけを究明する。 今年度は近世東アジア世界の庶民教化における清聖諭の受容と変容について、研究を行ってきた。先行研究がほぼ真空状態であった清の康熙帝が頒布した「聖諭十六条」及び雍正帝の『聖諭広訓』を素材とし、日本国内各地に残存する史料目録などから、該当書物の伝来・刊行する実態を解明した。版本の書藉目録を作成することによって、『聖諭広訓』の日本における流布状況及びその大坂懐徳堂を原点とし、全国へと展開する伝播の文脈を把握することができた。そして、『聖諭広訓』と懐徳堂知識人との関係から、清聖諭が中井竹山を通して、松平定信・頼春水など後期徳川日本の学者に知られ、寛政改革及びその前後の各地で行った藩政改革に大きな影響を与えたという着想に至った。同時に、地域史の視野を入れ、備中・和州の教諭所の庶民教化テキストの編纂における清聖諭の受容の姿を、テキストに対する分析を通して明確にし、地方における清聖諭の再生産を検討した。また、幕末期の福井藩校・鯖江藩校における郷約・清聖諭の講釈を通して、中国徳教書の武士教育に与えた影響を明らかにした。近代へ目線を向け、西村茂樹の取り入れた郷約・明清聖諭の様子を分析し、近代における中国徳教書受容の姿と近世のそれとの違いから、もう一度近世の庶民教化の本質を問い直そうとした。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(17 results)
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[Presentation] 代官治世と『呂氏郷約』2013
Author(s)
殷 暁星
Organizer
韓国日本近代学会 第28回 国際学術大会
Place of Presentation
沖縄国際大学(宜野湾、沖縄県)
Year and Date
2013-10-26
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