オランダにおける教育の自由と質保証に関する研究 -学校評価に着目して-
Project/Area Number |
12J04798
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Educaion
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
奥村 好美 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2014: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2012: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
|
Keywords | オランダの教育 / 教育の自由 / 学校評価 / 学校の自己評価 / 教育監査 / 学校改善 / オルタナティブ教育 / オランダ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、オランダにおける学校評価の全体像を捉え、「教育の自由」と教育の質保証の関係を明らかにし、日本において教育の質を守りながら地域や実情に応じた教育を実現するための示唆を得ることにあった。 この目的を達成するために、まず、今年度は次の2つの研究を進めた。1つめは、オランダのオルタナティブ・スクールが構想する学校評価に関する研究である。昨年度の研究で、オランダで最も「教育の自由」を享受してきたと考えられるオルタナティブ・スクールが、どのような学校評価を構想するのかを明らかにし、自由にもとづく多様性を認める学校評価制度の在り方を考察した。今年度は、この昨年度の研究にもとづきつつ、オルタナティブ・スクールが実施する授業実践などもふまえ、考察を深めた。 2つめは、近年、オランダで導入された「教育ガバナンス」と呼ばれる政策プログラムに関するものである。これによって、学校評価の際に学力テストの結果が重視され、質が悪い学校であると判断されると制裁を受けることとなった。この「教育ガバナンス」の基礎には、もともと教育以外の分野に適用されてきた応答的規制がある。そこで、まず、この応答的規制がどのようにオランダの教育に引き取られ、どのように評価されているのかを整理した。その上で、「教育ガバナンス」の影響を考察した。 さらに、これらの研究を含め、この3年間で追究してきたオランダの学校評価に関する包括的な研究を行った。この成果にもとづき、博士論文を執筆した。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(9 results)