宇宙マイクロ波背景放射偏光観測POLARBEARでのインフレーション理論の検証
Project/Area Number |
12J05516
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
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Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
清水 景絵 総合研究大学院大学, 高エネルギー加速器科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | CMB / Bモード / 原始重力波 |
Research Abstract |
研究の目的はCMB偏光観測POLARBEARで原始重力波によるBモードを検出し、その振幅を用いてインフレーションモデルを決定することである。 2012年度に入り、POLARBEAR実験は本格的にCMB観測を開始し、それに伴い、本研究では実験のデータを反映した最終的なBモードに対する感度を見積もるべく、解析パイプラインの開発を進めた。 研究計画において2012年度には実際の観測において人口較正源等を使用したキャリブレーションを予定していたが、最終的にBモードの振幅を決定するための解析ツールが完成していなかったため、パイプラインの開発とテストを行った。具体的には、POLARBEAR実験の共同研究者の開発したCMBパワースペクトル推定のプログラムXpureと、マルコフ連鎖モンテカルロによってパラメータ推定を行う公開プログラムCosmoMCのテストを実際の実験に即したシミュレーションにより行った。その結果、正しく宇宙論パラメータ推定ができないという結果を得た。どこに問題があるのか確認したところ、CosmosMCにおいて、パラメータ推定の元になる尤度関数の近似が十分ではなく、間違った推定が行われていることがわかった。その結果に従い、2012年度後半より、尤度関数のよりよい近似を求める研究を始めた。先行研究を調査することにより、いつくかの近似の手法があることが分かった。今後、それらがPOLARBEARに適用できるかどうかを調べる必要がある。 また、POLARBEARの観測では原始重力波による偏光だけではなく、重力レンズによる偏光も観測でき、ニュートリノの質量を決定できる可能性があり、その推定と、最適な観測領域の導出も並行して行った。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)