ゼブラフィッシュを用いたリゾホスファチジン酸による血管形成メカニズムの解析
Project/Area Number |
12J06465
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Functional biochemistry
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
雪浦 弘志 東北大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | リゾホスファチジン酸 / HUVEC / Tip cell / Stalk cell / 血管形成 / リゾボスファチジン酸 / ゼブラフィッシュ |
Outline of Annual Research Achievements |
新生する血管には性質、動態の異なる2種類の内皮細胞が存在することが報告されている。伸長血管の先端に位置する内皮細胞(Tip cell)とTip cellを追随する内皮細胞(Stalk cell)である。Tip cellは糸状仮足を伸ばしてVEGFなどの血管新生因子を探索し、血管が伸長する方向を決定する。一方、Stalk cellはTip cellの後方で活発に増殖し新しい血管を形成する。Tip cellは活発に動くために細胞間接着が弱まっており、Stalk cellは血管を安定化するために強固な接着をしていることがわかっている。 このstalk cellの分化にはNotch signalによる遺伝子発現変動が非常に重要であることが知られている。しかし、Notch target geneの中でどの遺伝子の発現制御がstalk cellへの分化に重要かまでは明らかとなっていない。今回の研究では、生理活性脂質であるリゾホスファチジン酸(LPA)の分解酵素であるLipid phosphate phosphatase 3 (LPP3)の発現がNotch signalによって制御されるかを調べたところ、Notch signal によってLPP3の発現量が有意に上昇することがわかった。これまでの解析からLPP3は内皮細胞においてLPA signal を抑制し、血管内皮細胞同士の接着を強めることがわかっている。このことからNotch signalはstalk cellでLPP3の発現を高めることで、stalk cellの安定で強固な接着を保っていることが示唆された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)