歯根膜細胞移植における脈管系並びに神経組織の再生機序の解明
Project/Area Number |
12J06896
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
歯周治療系歯学
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
妻沼 有香 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 歯根膜細胞 / 神経再生 / 血管再生 / 細胞移植 / 細胞シート / イヌ水平性骨欠損モデル / 同種移植 / GFP / 免疫染色 / 神経 / 血管 |
Research Abstract |
本年度は主に神経および血管が再生するメカニズムをin vitroにて明らかにすることを試みた。ヒト歯根膜細胞においては、骨髄由来細胞と比較して、神経関連遺伝子の発現が有意に高いことが報告されている。また同じくヒト歯根膜細胞においては、造血幹細胞由来の遺伝子発現の上昇がすでに知られている。そこで、種が違った場合、また細胞種が異なる場合にはどのような遺伝子発現が認められるかを明らかとすることとした。 これまでイヌを用いて動物実験を行ってきたため、今回もイヌから採取した細胞を用いて検討することとした。また歯根膜細胞と比較する細胞として、同じく口腔内から採取可能な骨膜細胞・歯肉由来細胞。また臨床応用に幅広く用いられている骨髄間葉系幹細胞と脂肪由来幹細胞を採取して用いることとした。同一個体からサンプルを採取し、5種類すべての細胞のプライマリーカルチャーを行った。これらの細胞のプロパティを比較するため、コロニーフォーミングアッセイ(CFA)、骨・脂肪・軟骨分化誘導試験を行った。CFA、骨・脂肪・軟骨分化能に、細胞種間で明らかな差があった。また増殖能について比較を行ったところ、増殖能については顕著な差は認められなかった。フローサイトメトリーを用いた間葉系幹細胞マーカーの発現の比較も行ったが、細胞間で特異的な違いは認められなかった。またこれらの細胞より継代数3においてRNAを抽出した。採取したRNAを用いた神経・血管関連遺伝子発現の解析を、今後行う予定である。またさらに次世代シーケンサを用いた解析も視野に入れている。直接的に神経・血管細胞への分化誘導試験も行う予定である
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)