エスニック集団間の差異化と連帯-多文化共生型コミュニティ・モデルの構築を目指して
Project/Area Number |
12J07006
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
土田 久美子 東北大学, 文学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,630,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 国際社会学 / 国際移動論 / 人種・エスニック関係論 / コミュニティ論 / 社会運動論 / 多文化共生 / マルチエスニック・コミュニティ / エスニック・マイノリティ / 連帯 / 社会運動 / 都市 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、複数のエスニック集団から構成されるコミュニティの形成が可能となる多文化共生モデルを構築することにある。とくに、本研究は、最終的に日本社会への適用可能性を視野に入れた多文化共生モデルの構築を目指している。本年度は、前年度に行った先行研究の検討と、フィールドワーク(アメリカ合衆国ロサンゼルスの事例と日本国内、とくに東北地方の事例)から得たデータから得られた知見に考察をくわえた。 (1)アメリカ合衆国:ロサンゼルスにおける複数のエスニック集団によるコミュニティ形成 平成26年度は、前年度に引き続き、日系コミュニティを主なケーススタディとして考察した。その成果は主に以下次のとおりである。第一に、日系のエスニック・コミュニティは、それぞれに分離した存在ではなく、また、移民第一世代のホスト社会の定住や社会移動の後押し以上の役割を担っているということである。第二に、コミュニティは、その地域の特定のエスニック集団が、コミュニティ内の場所や空間の用途に対して発言力があるわけではないため、外的・内的という双方向からの変化のなかでエスニック・コミュニティとしての存続可能性を常に模索せざるを得ないことである。 (2) 日本国内:定住外国人コミュニティ形成 (1)にくわえて、日本社会における移民コミュニティの現状と課題、およびその役割を考察するために、前年度に引き続き、人種/エスニック・マイノリティ集団によるコミュニティを対象としたフォローアップ調査を行った。その主な知見は、特定の移民集団によるコミュニティ形成が持つ機能である。以上、(1)(2)に関する成果を、複数の国際学会で報告した。くわえて、成果の一部を『社会学研究』において論文として発表した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)