Project/Area Number |
12J07049
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
植物分子生物・生理学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
井上 佳祐 京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 赤色光 / フィトクロム / PIF / 細胞分裂 / ゼニゴケ |
Outline of Annual Research Achievements |
MpPIF (シロイヌナズナにおいて赤色光シグナル伝達の抑制因子として知られるPIF3のオルソログ) のノックアウト株を用いてRNA-seq解析による下流遺伝子の探索をより詳細に行った。その結果、MpPIF依存的に光質依存的な発現変動を示す標的遺伝子候補を多数同定した。これらの発現変動遺伝子についてqRT-PCRによって発現解析を行ったところ、RNA-seq解析の結果を再現した。さらに、得られた標的遺伝子候補は、その光質依存的な発現量の継時的変化とMpPIFのタンパク質蓄積量に非常に高い相関がみられた。このことから、MpPIFの直接の標的遺伝子である可能性が高いことが考えられた。 上記の標的候補遺伝子の中で、糖シグナルと細胞分裂に関与することが示唆されるMpABI4に着目した。シロイヌナズナにおいて、内皮形成のための細胞分裂や分化を制御するSCRがABI4の発現を直接制御することが報告されているため、MpPIFとMpSCR-LIKE1 (MpSCL1) の相互作用を解析した。その結果、MpPIFは酵母内でMpSCL1と相互作用を示した。さらに、これらの因子の相互作用はシロイヌナズナにおけるホモログ間でも見られた。これらから、PIF-SCLの相互作用は陸上植物に普遍的であることが示唆された。また、MpSCL1はそのプロモーター領域に細胞周期のG2/M期特異的な発現に重要なMitosis-Specific Activator (MSA) エレメントが多数存在することを見出した。そこで、MpSCL1の発現解析を行ったところ、MpSCL1はG2/M期特異的に発現する遺伝子であることが示唆された。MpPIFはシロイヌナズナのPIFファミリーと同様に赤色光依存的に速やかに分解されるため、MpPIF-MpSCL1複合体は赤色光シグナルと細胞分裂制御機構の統合点である可能性が期待される。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)