Project/Area Number |
12J07871
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied biochemistry
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
雜賀 あずさ 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2012 – 2013
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | バイオポリマー / 環境材料 / 組換え大腸菌 / 高分子合成 / 糖質原料 |
Research Abstract |
本研究課題では, バイオマス由来環境低負荷材料, ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)をターゲットとし, 糖質単一原料から側鎖分岐型の第2モノマー成分を含むPHA共重合体を微生物合成する方法を確立することを目指した。本研究では分岐型モノマー成分の前駆体として分岐側鎖を有した菌体内代謝物に着目し, 当該代謝物を経由した分岐型モノマー供給経路の構築を行った。 第1年度目では, 目的の側鎖分岐型モノマーの供給に適した外来遺伝子を導入した, 新規な組換え大腸菌を構築し, 糖質等を炭素源とした際に目的の側鎖分岐型モノマー成分を含むPHAを合成することに成功した。 続く第2年度目では, 炭素源を糖質のみとすべく, PHA合成宿主微生物の検討を行った。従来用いた大腸菌では, 側鎖分岐型モノマー成分の前駆体合成量が限られていたことが課題だったが, 当該分岐前駆体を過剰合成するように改変された大腸菌をPHA合成宿主に用いたところ, 従来よりも高い分岐型モノマー分率を示すPHA共重合体を, 糖質単一炭素源から得ることができた。また, 得られたPHA共重合体をガスクロマトグラフ質量分析計, および核磁気共鳴分光計で分析したところ, 本PHA共重合体は主モノマー, および分岐型モノマーの2成分のみからなる共重合体であることが分かった。組換え大腸菌を宿主とし, また炭素源に糖質のみを用いた条件での側鎖分岐型モノマー成分を含むPHA共重合体の例はこれまでになく, 本研究が初の例となった。
|
Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
|
Report
(2 results)
Research Products
(8 results)