うつ病と睡眠障害の予防と治療における身体活動・運動の効果に関する研究
Project/Area Number |
12J08193
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
武田 典子 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,630,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | うつ病 / 睡眠障害 / 身体活動 / 運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は,うつ病と睡眠障害の予防と治療における身体活動・運動の効果を検討することである.本年度は,第一に,うつ病とその他の精神疾患からの復職を目指すリワークプログラムの参加者を対象とした運動介入を継続した.運動介入は計24ヵ月間行った.累積参加者は31名(男性23名,女性8名)で,参加者の疾患はうつ病,適応障害,双極性障害などであった.運動介入参加期間は1~2ヵ月が9名,3~6ヵ月が10名,7か月以上が7名であり,参加を途中で中断した者が5名であった.最も長く運動介入に参加した者の期間は15ヵ月間であった.参加者のうつ症状(BDI)は2ヶ月後の評価で有意に低下し,中等症から軽症に改善した.症状の変化を疾患別で比較したところ,交互作用は認められなかった.また運動介入への参加が6ヶ月以下の者と7ヵ月以上の者の比較では,7ヵ月以上の者のほうが開始前のBDIが高かったが,両群とも有意に低下し,交互作用は認められなかった.これらのことから,運動介入によりうつ症状が改善し,疾患によって変化に差がみられないことが示された.しかし双極性障害によるうつ症状に対する運動の効果については先行研究との不一致もみられ,今後さらなる検討が必要である.運動介入の長期参加の理由の1つは開始時のうつ症状の重症度であり,運動が症状改善の一助となる可能性が示唆された.第二に,うつ病患者を対象として,身体活動・食事・睡眠の状態とうつ病による生活習慣の変化について検証するための研究を開始し,調査を継続中である.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)
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[Presentation] Physical activity, TV viewing, and depressive symptoms in older adults.2014
Author(s)
Takeda N, Ikenaga M, Yamada Y, Kose Y, Kuriyama M, Machida Y, Morimura K, Higaki Y, Tanaka H, Nakagawa Study Group
Organizer
5th International Congress of Physical Activity and Public Health
Place of Presentation
Rio de Janeiro, Brazil
Year and Date
2014-04-11
Related Report
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[Presentation] 地域高齢者の睡眠の質と客観的な身体活動量の関連2012
Author(s)
武田典子, 池永昌弘, 三原里佳子, 松本大葵, 古瀬裕次郎, 山田陽介, 栗山緑, 桧垣靖樹, 田中宏暁, Nakagawa Study Group.
Organizer
第71回日本公衆衛生学会
Place of Presentation
サンルート国際ホテル山口(山口)
Year and Date
2012-10-25
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