Project/Area Number |
12J08238
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Area studies
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
李 海訓 東京大学, 経済学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2014: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 中国 / 農業 / 稲作 / 技術移転 / 品種 / 農業技術 / 東アジア / 経済発展 / 農業史 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度の成果として、査読付き論文①[李海訓、「1960~70年代吉林省延辺地区における稲作技術の変遷過程―龍井県を中心に―」、『中国研究月報』第68巻第5号]、②[李海訓、「黒竜江省稲作の拡大要因と1980年代以降の展開」、『社会科学研究』第66巻第1号]を公表した。 論文①では、吉林省龍井県を事例として、大躍進以降の当該省延辺地区における稲作単収の変遷過程を農業技術論的に検討した。 論文②では、黒竜江省における稲作が1970 年代まで拡大しなかった要因を検討し、その理由が立枯病にあったことを究明した。そして、1979 年から育苗用土のph値調整技術を含む日本の稲作技術が当該省に導入されたことにより、立枯病は克服され、技術面のボトルネックが解消されたことを明らかにし、育苗用土のph値調整技術の導入がその後の黒竜江省における稲作拡大の条件となったことを実証した。 さらに、2014年11月に東京大学に博士学位論文『中国東北における稲作農業の展開過程』を提出し、2015年3月に東京大学から[博士(経済学)]を授与された。博士学位論文では、19世紀中葉から今日にいたる長期的な視点から、中国東北の寒冷地稲作農業の展開過程を歴史的・段階的に明らかにした。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)