ライフログから生成される未来情報の重畳によるパラレルリアリティの実現
Project/Area Number |
12J08635
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹内 俊貴 東京大学, 情報理工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ライフログ / 未来予測 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は,昨年度までに構築したライフログを基にしたタスク予測システムを発展させ,一般公開型アプリケーションとしてシステムを開発・公開し,社会実験を行った. 昨年度までに研究を進めてきた,レシートログを基にした購買行動の予測システムおよびライフログとスケジュールを基にしたタスク予測システムの2つを,一般公開型アプリケーションとして社会実装を行った.前者を「消費予報」,後者を「WillDo」というApple社のiOS向けアプリケーションとしてApp Store上にて公開した.この社会実装を行った理由は,研究成果の社会還元のため,および一般公開することにより現実に即した環境下におけるユーザスタディを行うためである.これらのアプリケーションはネットメディアに取り上げられ,2015年3月31日時点で消費予報が602回,WillDoが1,990回のダウンロードが行われた. 本研究では,予測を提示することで行動が変容することに着目してきた.この手法を応用する上では,どのような予測を与えたときにどのような行動変容が起きるかを知ることが重要となる.そこで,与える予測を意図的に操作してフィードバックした場合に,行動に違いがあらわれるかを調べた.一般公開した2つのアプリのうちWillDoを利用して,被験者を集めたユーザスタディおよび一般ユーザを対象としたユーザスタディを行った.被験者の少ない非公開実験では被験者内計画で,日ごとに予測タスク時間に60~140%の線形補正をかけ,ユーザの多い公開実験では被験者を3群に分けて補正をかけた.結果として,予測を多く見せることにより実タスク行動時間を増加させることができたが,逆はできなかった.本研究を通して,ライフログを基に未来予測を行いフィードバックする手法を提案し,予測を操作することで自己成就予言に従うように行動を変化させられる可能性を示した.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(16 results)