9族金属錯体を用いた炭化水素化合物官能基化反応の開発
Project/Area Number |
12J08866
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
楠本 周平 東京大学, 大学院 工学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | イリジウム / 金属配位子協働作用 / 9族金属錯体 / アルカン官能基化 / C-H活性化 |
Research Abstract |
シクロペンタジエノンイリジウムクロリド錯体を種々合成し、続く理元反応によりヒドロキシシクロペンタジエニル配位子を有するイリジウム錯体の合成を検討した。結果トリフェニルボスフィン、ジターシャリーブチルメチルポスフィンを有するヒドロキシシクロペンタジエニルイリジウムジヒドリド錯体2種類を合成し、各種スペクトル、X-線構造解析により構造を明らかにした。 ヒドロキシシクロペンタジエニル配位子を有するイリジウム錯体を用いることで、現在まで達成されていなかった『官能基に隣接する炭素炭素単結合の水素受容体を用いない直接的脱水素化』を達成した。現在までに報告されているPCPピンサー型イリジウム錯体やCp*イリジウム錯体、さらには配位子上の水酸基をケイ素保護した錯体との比較により、配位子の協働作用が反応に関与していることを確認した。また、DFTを用いた理論計算により、反応機構の推定も行った。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)