対外政策と政党政治--冷戦後日本とドイツの比較分析
Project/Area Number |
12J08880
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
International relations
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
髙島 亜紗子 (2014) 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
高島 亜紗子 (2012-2013) 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 比較政治 / 日本外交 / ドイツ外交 / 政党政治 / 世論調査 / 対外政策 / PKO / 野党研究 / 日本政治 / ドイツ研究 / イギリス研究 / 国連PKO / 日本 / ドイツ連邦共和国 |
Outline of Annual Research Achievements |
3年度目は初年度の先行研究、二年度目に行った調査を元に、さらに調査を進め、論文執筆に勤しんだ。 報告者の研究は日本とドイツの現在の海外派兵政策の違いをパズルとし、両国の政党政治を定性的に分析することでこのパズルを解こうとするものである。当論文は報告者の修士論文を加筆・修正したものであるが、これまで様々な立証手段を試し、精度向上を目指している。研究も3年目となり、多くの手法や視点を加えている。最大の進歩は、これまで与野党間の政党政治のみを観察してきたのに対し、「国民の支持」という新たな変数を取り入れたことである。これによって、与野党の対立争点・バランシングが行われている様をさらに明瞭にすることができると考える。 「国民の支持」を考察するために、日本国内で行われた種々の世論調査や支持率調査を用い、これらがどのように与野党の政治家の選好形成に影響を与えているか、またその逆に世論がどの程度政治家のアジェンダ設定に影響されているかを過程追跡した。この結果、両者はともに影響を与えあいながら変化していることが明らかになった。一方で、すべての政治決定に国民の支持がとりつけられるわけではないことも明らかであり、世論が反映される場合とされない場合の分類も必要である。 日本のみならず、ドイツの世論形成と政党政治の関係性を調査するために、今年度も在外調査を行った。ベルリンのStaatsbibliothek zu Berlin(ベルリン州立図書館)のネットワークを用い、様々な雑誌や団体のデータにアクセスし、調査した。その結果、日本では入手できないドイツ語の雑誌のデータやZentrum fuer Militaergeschichte und Sozialwissenschaften der Bundeswehr(ドイツ連邦軍の軍事史と社会科学センター)のデータを入手することができた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)