流通型ESR法による新規スーパーオキシドラジカル消去分子の探索と抗酸化機構解明
Project/Area Number |
12J08896
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Food science
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
櫻井 康博 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2012 – 2013
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 電子スピン共鳴法 / スピントラッピングESR法 / スーパーオキシドラジカル / 生体関連物質 / 抗酸化反応 / 流通型ESR装置 / フローインジェクション / HPLC / 抗酸化物質 / 二次反応速度定数 / 流通型ESR法 / flow-injection ESR / HPLC-ESR |
Research Abstract |
本研究は、流通型-電子スピン共鳴(ESR)装置にスピントラッピングESR測定法を応用して、食品由来のスーパーオキシドラジカル消去物質の探索、活性評価および反応機構を解明する事を目的とする。まず、スーパーオキシドラジカル消去活性の精密解析にむけて、フローインジェクションESE (FI・ESR)法を改良した。そして、新規FI-ESR装置をもちいて生体関連フェノール物質6種類のスーパーオキシドラジカル消去反応速度定数(ks)を評価した。計測したks値はコーヒー酸の1.4x10^5M^<-1>s^<-1>からパラクマル酸の1.4x10^2M^<-1>s^<-1>であった。従来、スーパーオキシドラジカルと生体関連物質の反応速度定数はパルスラジオリシス法で主に評価され、その下限値は10^3M^<-1>s^<-1>程度であった。本法はks値の下限を拡大できる手段であり、新規スーパーオキシドラジカル消去物質の探索・評価に有効な手法となりうることが示唆された。さらに、本研究結果は近年生命科学研究分野で注目されているスーパーオキシドラジカルと生体関連物質の反応が誘起する細胞内情報伝達作用の解明に重要な知見を提供できると考えられる。次に、HPLC-ESR法による食品などの混合試料のスーパーオキシドラジカル消去活性評価にむけて、標準試料を用いて評価法を検討した。ks値が既知のコーヒー酸とパラクマル酸の既知濃度溶液の混合比率を変化させ、見かけのk値を評価した。そして、ks値は各物質それぞれの濃度Cと各ks値の積の総和で表せる事を明らかにした。以上の結果は、未知試料中の成分各々の有するスーパーオキシド消去活性を比活性として表せる事を示している。
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Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Ability of Water-Soluble Biosubstances to Eliminate Hydroxyl and Superoxide Radicals Examined by Spin-Trapping ESR Measurements: Two-Dimensional Presentation of Antioxidative Ability2013
Author(s)
Nakajima, A., Sakurai, Y., Matsuda, E., Masuda, Y., Naganobu, Y., Tajima, K, Sameshima, H., Ikenoue, T.
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Journal Title
Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
Volume: 77
Issue: 2
Pages: 324-331
DOI
NAID
ISSN
0916-8451, 1347-6947
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Peer Reviewed
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