昆虫のsterol 24,28-epoxide lyaseに関する研究
Project/Area Number |
12J09463
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied entomology
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
塚越 裕樹 東京工業大学, 大学院理工学研究科(理学系), 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2012 – 2013
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | ステロール 24,28-エポキシドリアーゼ / Bombyx mori / 機能発現スクリーニング / ラノステロール合成遺伝子欠損酵母 / 植物ステロール代謝 / ステロール24,28-エポキシドリアーゼ / V-ATPase / 酵素精製 / S2細胞 |
Research Abstract |
カイコ幼虫腸管に発現している酵素遺伝子から酵素活性を指標にリアーゼ遺伝子の網羅的なスクリーニングを行うことを目的として、これまでにカイコ5齢幼虫腸管のmRNAからcDNA発現ライブラリーを作製している。このライブラリー遺伝子を出芽酵母へ導入し、得られた形質転換体を分画後、発現誘導を行って粗酵素抽出液を得てからin vitroでのアッセイを行った。これらのうち複数のフラクションからは既に機能が明らかにされているデスモステロールリダクターゼ(リアーゼの次の反応を触媒する)の活性は検出できたが、リアーゼ活性についてはいずれの画分からも確認できなかった。 先に、ラノステロール合成酵素遺伝子を欠損した酵母GIL77がフコステロールエポキシドを含む培地では生育せず、デスモステロールを含む培地では生育することを確認している。そのため、リアーゼ活性を有する酵素遺伝子が導入されたGIL77株はフコステロールエポキシドを含む培地で生育可能となり、目的遺伝子のスクリーニングを簡便に行うことができる。そこで、この株に上記のライブラリー遺伝子を組込み、フコステロールエポキシド含有培地で培養したところ、複数のコロニーが得られた。これら形質転換体から粗酵素抽出液を調製しin vitroでのアッセイを行ったが、いずれからもリアーゼ活性は検出できなかった。これらの遺伝子は相同性に基づいて機能が同定されているかまたは機能が推定されるものであり、現在までのところ、リアーゼ遺伝子と考えられるものは見出されていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
(抄録なし)
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)