環境刺激によるシロイヌナズナの小胞体ストレス応答経路の活性化機構
Project/Area Number |
12J09642
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied molecular and cellular biology
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
長島 幸広 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 小胞体ストレス応答 / UPR / シロイヌナズナ / IRE1-bZIP60経路 / 植物 / 小胞体ストレス / サリチル酸 |
Outline of Annual Research Achievements |
サリチル酸とシロイヌナズナの小胞体ストレス応答の関係および植物の小胞体ストレス応答における情報伝達経路の一つIRE1-bZIP60経路の細胞質スプライシングの連結反応に関与する未知のRNAリガーゼについて以下の研究をおこなった。
サリチル酸と小胞体ストレス応答の関係の解明 サリチル酸処理による小胞体シャペロンの転写レベルの誘導や小胞体ストレス応答関連転写因子bZIP60の活性化をこれまでに明らかにしていた。bZIP60と同様に小胞体ストレス応答関連転写因子bZIP28のサリチル酸による活性化について調べた。bZIP28特異的な抗体によるイムノブロット解析の結果、サリチル酸を処理したサンプルで活性型bZIP28が検出された。そのためサリチル酸が植物の小胞体ストレス応答を活性化すると考えられた。 bZIP60の細胞質スプライシングに関わるRNAリガーゼの同定 bZIP60の細胞質スプライシングにおける連結反応を触媒するRNAリガーゼの候補としてtRNAリガーゼAtRlg1に着目して関係を調べた。大腸菌を宿主として作製したIRE1組換えタンパク質とbZIP60 RNAを反応すると切断が見られた。次にIRE1が切断したbZIP60 RNAとAtRlg1組換えタンパク質を反応すると連結によって生じたRNAが確認された。つまり、試験管内においてAtRlg1はIRE1が切断したbZIP60を連結する活性をもっていた。さらに、植物体におけるAtRlg1の局在を細胞分画により調べると、細胞質スプライシングが起きると考えられる小胞体膜を含む膜画分からAtRlg1の一部が検出された。以上の結果からAtRlg1がbZIP60の細胞質スプライシングに関与する可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)