Project/Area Number |
12J10767
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cultural anthropology/Folklore
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
中尾 世治 南山大学, 人文学部, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2014: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2013: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 仏領西アフリカ / オート・ヴォルタ / ブルキナファソ / 西アフリカ / ボボ・ジュラソ / モスク / フランス植民地 / ジハード / ムスリム協会 / 西アフリカ民主連合 / 物質文化 / 土器製作 / 民族考古学 / 鍛冶 / 技術システム / 工程連鎖 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の2013年6月~2014年1月の調査では、ブルキナファソ国内の公文書館において史料調査を行った。しかし、仏領オート・ヴォルタ(現、ブルキナファソ)は1919年にひとつの領土として成立したが、1932年に分割され、1947年にふたたび仏領オート・ヴォルタとして再編成されたため、国内の公文書館では1946年以前についての行政文書がほとんど残されていなかった。今回の渡航の意義は、研究対象地域を1946年以前に領域としていたコートジボワールの国立公文書館、仏領植民地全般をカバーするフランス海外国立公文書館での史料調査(2015年2月21日~3月8日)を行った。 コートジボワールの国立公文書館には、1989年に同館職員が作製した、現ブルキナファソ領に関連する史料のカタログが存在している。このカタログに基づき、史料請求をおこなった。度重なる史料の移転や職員の異動によって、カタログの半数ほどは保管位置が不明となっていたが、本研究の主要な対象地域であるボボ・ジュラソの1920年代の年次報告、1920年代のボボ・ジュラソ、デドゥグ、クドゥグのマラブーの調書などの貴重な史料を収集することができた。 また、フランス海外国立公文書館では、旧植民省所管の行政文書とセネガル国立公文書館所蔵史料のマイクロフィルムの史料調査を行った。同館での収集史料は膨大な量に及んだが、代表的なものとしては、1920年代から1950年代までのオート・ヴォルタ領の年次報告、1940年代後半から1950年代前半までのムスリム事情局の年次報告、1940年代のボボ・ジュラソ事件にかかわる尋問記録や裁判記録を収集することができた。これらは本研究の対象地域の全体的な変化を把握するために不可欠な史料であり、史料調査は一定の成果を挙げたといえる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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