エジプトの巨石建造物における3D計測データの取得方法と考古学的解釈
Project/Area Number |
12J40021
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Archaeology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
河江 肖剰 名古屋大学, 文学研究科, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥3,960,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | エジプト考古学 / 三次元計測 / 巨石建造物 / 3D計測 / エジプト / レーザー・スキャニング / 考古学 / エジプト学 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.人文学的解釈(データ解析):平成26年度は、25年度に得たクフ王のピラミッドの3Dデータの解析を引き続き行った。結果、第4王朝時代のピラミッド建造は、これまで考えられていた方法とは異なり、「充填材」による建造方法(外壁と内壁を良質な石材で作り、その間に瓦礫や質の悪い古い建材をコアにして埋める方法)が用いられたと考えられた。これは、本年度後半に行った第5王朝時代のピラミッド建造でも同様の建造方法の存在を確認することができた。 2.数理的アプローチによる3D計測の最適化:第5王朝時代のピラミッドの3D計測調査を、チェコ共和国カレル大学チェコ・エジプト学研究所と共同で行い、新たなデータ取得方法として、「数理的アプローチ」によるに3D計測方法の最適化を試みた。通常、ある対象物を計測する場合、その方法(3D計測機器の設置場所や仰俯角と水平角など)は、計測者の「経験知」から判断される。そのため、現場の計測の方法論を体系化することは、定性的な経験値に基づくデータを積み上げていくのが一般的だと考えられている。しかし、本研究では、関西大学環境都市工学部都市システム学科の安室喜弘准教授(画像測量による3Dモデリングとシミュレーション専門)と檀寛成准教授(システム最適化専門)の協力を経て、個人の経験知に基づくデータではなく、線形計画法を練り、計測ポイントを絞り込んで、計測する方法を導入した。 3.画像アーカイブシステムの開発:2011年のアラブの春以降、遺物の略奪や破壊が続くエジプトでは、文化財損害に対する早急かつ現実的な対応策が求められているが、一般向けのウェブアプリケーションでは対応できず、高価な3Dデータのアプリケーションを導入するには資金がなかった。そのため、このような危機的な状況に対して、現地遺跡査察官が容易に導入できることを前提にしたウェブアプリケーションのリサーチを行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)
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[Presentation] Digitizing Egyptian Heritages2012
Author(s)
Ichiroh Kanaya, Yukinori Kawae, Kosuke Sato, Hiroyuki Kamei
Organizer
The First International Conference Virtual Archaeolagy
Place of Presentation
エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク、ロシア)
Year and Date
2012-06-05
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