新しい骨髄移植方法を用いた造血並びに臓器再生機構の解析-マウスとモンキーを用いて-
Project/Area Number |
13016216
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
池原 進 関西医科大学, 医学部, 教授 (90108986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 靖 関西医科大学, 医学部, 講師 (10268336)
安水 良知 関西医科大学, 医学部, 助教授 (00142753)
稲葉 宗夫 関西医科大学, 医学部, 助教授 (70115947)
土岐 純子 関西医科大学, 医学部, 講師 (40077681)
比舎 弘子 関西医科大学, 医学部, 講師 (90151422)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 骨髄移植 / 骨髄内骨髄移植 / 造血幹細胞 / 間葉系幹細胞 / マウス / モンキー / 灌流法 / 臓器移植 |
Research Abstract |
I.新しい骨髄移植方法(骨髄内[Intra-bone marrow : IBM]に骨髄細胞を移植:IBM-BMT)を用いて次のような事実を発見した。 i)骨粗鬆症のモデルマウスSAMP6を用いて、若齢の正常マウスの骨髄をIBM-BMTすることより骨粗鬆症が予防できることを発見した(Blood submitted)。その理由として、recipientのosteroblastsが、donor由来のosteoblastsに置換されていることによることが明らかになった。 ii)ラットの系で、IBM-BMTを併用することにより、アロのラットの下肢の移植に成功した(Blood submitted) iii)強皮症のモデルマウス(TsKマウス)を用いて、IBM-BMTにより強皮症のみならず、肺気腫が治療できることを発見した(Nature Medicine submitted)。 II.IBM-BMTとPerfusion Method(PM)を用いてモンキーで実験を行い、次のような結果が得られた。 i)末梢血の混入を防ぐため、従来の腸骨を用いたAspiration Method(AM)に代わって、長管骨を用いたPerfusion Methodを開発(Stem Cells 18:453-456,2000)し、長管骨と腸骨での骨髄細胞の採取率と年齢的変化を検討し、モンキーでは安全性の上からも上腕骨が最適であることを明らかにした(Stem Cells Inpress)。 ii)灌流法に用いる骨髄採取セットを考案中で、骨片が骨髄内に混入せず、しかも摩擦熱の少ない電動式の骨髄採取セットを開発中である(特許申請中)。 iii)"Conditioning"としては、マウスの実験でDonor lymphocyte infusion(DLI)を用いれば、放射線量を減量しても生着不全が起らないことを見出した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)