フグ血漿中のテトロドトキシン、サキシトキシン結合蛋白質の構造と機能
Project/Area Number |
13024210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山下 まり 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (50192430)
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Project Period (FY) |
2001 – 2002
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2002)
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Budget Amount *help |
¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | テトロドトキシン / サキシトキシン / 結合蛋白質 / 結合タンパク質 / フグ |
Research Abstract |
ヒガンフグ(Fugu pardalis)血漿中に、テトロドトキシン(TTX)及びサキシトキシン(STX)と結合する糖蛋白質(pufferfish STX and TTX binding protein : PSTBP)を見い出し、フグの毒の体内輸送、蓄積や代謝に関与するのではないかと考えた。PSTBPとの結合におけるTTX, STXの相互の競合的結合阻害について、及びNMRスペクトルを用いたdcSTXとPSTBPの結合状態の解析を行った。 1)TTX, STXの相互の競合的結合阻害について STX標品、TTX標品及び精製PSTBPとSTXs, TTXsの蛍光HPLCを用いて相互の結合阻害実験を行った。その結果、TTXのIC_<50>は、81±16μM(n=2)であった。また、同様に濃度一定のTTX(1.6μM)とPSTBP(1.2μM)に濃度可変のSTXを加えて同様の操作を行って求めたSTXのIC_<50>は0.35±0.057μM(n=2)であった。もし単純な競合結合であるならば、TTXのIC_<50>(81μM)から予想されるSTXのIC_<50>は、0.0093μMであるが、実際は38倍大きかった。この結果より、TIX、STXのPSTBPとの結合が単純な競合モデルでは説明できないと考えられた。 2)NMRスペクトルを用いたdcSTXとPSTBPの結合状態の解析の試み STXの同族体のC1,C2を生産する、淡水産らん藻に^<13>CラベルCO_2存在下で培養し、^<13>Cを取り込ませたC1,C2を生産させた。化学変換によりSTXと同等にPSTBPと強く結合するdcSTXを調製した。ラベル化dcSTXに、徐々にPSTBPを加えてdcSTXの^<13>C及び^1Hのケミカルシフトの変化をHSQCで追跡したところ、dcSTXのシグナルの検出感度が低下しdcSTXのクロスピークは完全に検出不可能となった。dcSTXがPSTBPと弾く結合し、PSTBP中に完全にはまりこんだことにより、T2が減少して感度が低下したと考えられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)