Project/Area Number |
13027245
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松井 三郎 京都大学, 地球環境学堂, 教授 (90092808)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 知成 京都大学, 地球環境学堂, 助教授 (50273488)
清水 芳久 京都大学, 工学研究科, 助教授 (20226260)
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Project Period (FY) |
2001 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥32,900,000 (Direct Cost: ¥32,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥5,600,000 (Direct Cost: ¥5,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥9,900,000 (Direct Cost: ¥9,900,000)
Fiscal Year 2001: ¥17,400,000 (Direct Cost: ¥17,400,000)
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Keywords | 内分泌撹乱物質 / AhRリガンド / ディーゼル粉塵 / 発泡ポリプロピレン / 上向流ろ過 / リポソーム / HPLC-Bioassay / 道路粉塵 / インディルビン / 人工細胞膜 / 促進酸化処理 / エストラジオール / AhR / 吸着 / 環境中挙動 / 生物濃縮 |
Research Abstract |
本研究の目的は環境中の主要な新規内分泌かく乱物質を同定し、それらの環境中挙動のメカニズムを明らかにすることである。昨年度までに研究で人間の尿中から新規のAhRリガンド、インディルビンの同定した。また、下水2次処理水中に人間由来の女性ホルモンが処理しきれずに放出されていることや、伊勢湾における調査で、海水や底泥にもエストラジオールが蓄積していること明らかにし、環境水においては天然の女性ホルモンによる汚染が重要であることを示した。また、エストラジオールのグルクロン酸抱合体は下水中で容易に脱抱合されるが、硫酸抱合体はあまり立つ抱合されないことなど、エストラジオールの環境中挙動についての研究を行った。また、道路粉塵は大きな水環境汚染源であるが、この中に含まれるAhRリガンドの活性を測定したところ、現在知られている多環芳香族類の寄与は多く見積もっても数%程度であることが示唆された。これは、未知の重要なAhRリガンドが存在することを示しており、これらの物質の同定を試みてきた。また、道路側溝に設置する簡便な構造で道路粉塵を除去する装置を開発し、装置特性の検討を行ってきた。降雨時のファーストフラッシュによる道路粉塵の水環境への移行は大きな汚染源となっている。これを阻止するため、道路側溝の雨水枡に発泡ポリプロピレンを用いた上向流ろ過装置を設置し、その性能を評価した。初期道路排水に対する汚染物質の平均除去率は、SSが90%、CODが70%、重金属が70%、PAHsが60%以上であった。 また、内分泌撹乱物質の生物への取り込みを評価するため、人工細胞膜(リポソーム)への分配係数という新しい指標を開発した。
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