Project/Area Number |
13043009
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
菊池 淑子 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (00138124)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2001: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | G2 / M移行期 / ホスファターゼ2A / Cdc55 / スピンドルチェックポイントコントロール / APC |
Research Abstract |
出芽酵母G2よりM期への移行にはユビキチンリガーゼであるAnaphase promoting complex(APC)がCdc20依存的にM期インヒビターPds1や、S期サイクリンClb5をユビキチン化し、分解へと導く。温度感受性cdc20の抑圧変異を単離したところ、低温感受性pdr13とzuol、ベノミル感受性cdc55変異が単離された。フォスファターゼ2AのBサブユニットであるCdc55は核内微小管が動原体に結合したかをモニターするスピンドルチェックポイントコントロール経路に関与している。本研究では温度感受性cdc20の復帰変異株の解析を切り口に、APCの活性化・不活性化、スピンドルチェックポイントコントロールなど、G2よりM期への移行における細胞周期制御を分子レベルで解明することを目的とする。cdc55株をベノミル存在下で同調培養し、経時的にM期インヒビターPds1やS期サイクリンClb5の蛋白量を検出したところ、Pds1,Clb5は分解したが、M期サイクリンClb2の分解は起こらなかった。FACSによりDNA含量を調べたところ、DNA再複製は起こらなかった。また、CDKを負に制御するSwe1キナーゼとは関係がないことを明らかにした。従って、Mad2経路とは異なる経路で、Cdc20依存的APCを制御していることが明らかとなった。フォスファターゼの標的因子を同定するため、野生型とdc55株でのAPC構成因子や、Cdc20活性化因子のリン酸化、複合体の安定性を比較している。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)