Project/Area Number |
13204003
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
幸田 敏明 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 助教授 (20170186)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 孝司 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (30143001)
|
Project Period (FY) |
2001
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
|
Budget Amount *help |
¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
Fiscal Year 2001: ¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
|
Keywords | ヘルパーT細胞 / Th1 / Th2 / 遺伝子発現 / DNAアレイ / 免疫疾患 |
Research Abstract |
Th1またはTh2主導の免疫応答が各種免疫疾患の異なる病態を引き起こしていると考えられている。そこで我々はTh1あるいはTh2主導の免疫応答における典型的な遺伝子発現パターンを明らかにし、Th1/Th2バランスを判定する独自のDNAアレイフィルターを開発することにより、ヒトの免疫疾患の病態解析に応用しようと考えた。 我々は前年度において、マウスのTh1/Th2バランスを判定できるDNAアレイフィルターを作製した。今年度は、急性GVHD等の免疫疾患モデルマウスのサンプルを用いて、このアレイフィルターの有用性をさらに確認した。また、Th1/Th2バランスがどちらに傾いているかを視覚的にとらえることができるように、遺伝子の配置を改良したほか、DNAアレイの結果からTh1/Th2バランスを客観的に判定するための方法を開発した。 この過程で、DNAアレイを用いた従来の検出法が予想以上に感度が低いことが明らかとなり、RT-PCRで違いがあってもDNAアレイで情報の得られる遺伝子の数が少なかったので、ヒトの患者試料で病態解析を始める前に検出法の改善を試みた。その結果、これまでtotal RNAで約30μgを必要としていたところを、total RNA 1μgでもこれまで以上に強いシグナルが得られるような検出方法を開発することに成功した。この方法では、さらに少ないRNA量でも検出できる可能性が高い。この検出感度であれば、ヒトの試料のように限られた量のサンプルでも十分に解析できると考えられる。 上記のような理由で、ヒトの免疫疾患の解析は次年度に行うが、これに用いるヒ卜用のDNAアレイフィルターを作製するためのcDNAクローニングは終了した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)