Project/Area Number |
13204012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岩倉 洋一郎 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10089120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須藤 カツ子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (50126091)
宝来 玲子 東京大学, 医科学研究所, 助手 (20313091)
森本 幾夫 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30119028)
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Project Period (FY) |
2001
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2001)
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Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
Fiscal Year 2001: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
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Keywords | HTLV-I / IL-1 / IL-6 / IL-1レセプターアンタゴニスト / 関節リウマチ / ノックアウトマウス / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
我々は、HTLV-I遺伝子を導入したTgマウスを作製し、このウイルスが関節リウマチによく似た自己免疫性の関節炎を引き起こすことを見いだした。また、この関節炎の発症にはIL-1やIL-6などのサイトカインの過剰発現が重要な役割を果たしていることを示し、さらにIL-1レセプターアンタゴニスト(IL-1Ra)KOマウスも同様の自己免疫性の慢性関節炎になることを示した。これら何れのモデルにおいても発症はBALB/c背景で非常に高く、C57BL/6背景ではほとんど発症しない。本研究ではこれらの結果をふまえ、1)IL-1Raの機能不全がヒトの関節リウマチでも病因となっているか2)関節炎の発症に対する系統間の感受性に関与している遺伝子は何か、を明らかにすることを目的とした。その結果、1)については、患者の了解の元にの500検体の血清中のIL-1Ra蛋白質の量を定量した結果、15検体が異常に低い値を示した。そこで、今後は遺伝子の発現量や構造などに変化がないか解析を行っていきたい。また、2)については、いくつかの染色体に連鎖が見いだされたので、今後その領域を詳細にマップしていく予定である。
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